FPフローリスト認定
FP養成講座

FPフローリスト認定 FP養成講座

これからFPを目指す方へ

FP養成講座の講師も務める、株式会社FPフローリスト代表取締役社長・圦本弘美、柳澤美由紀より、FPを目指される皆さまへのメッセージです。
「仕事内容」「生きがい」「子育てと仕事の両立の工夫」「自身の今後の目標」などみなさまの参考になればと思います。

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柳澤美由紀からの
メッセージ

FP養成講座講師 柳澤美由紀 / これからFPを目指す方へ / FP養成講座 - 株式会社FPフローリスト
FP養成講座講師 柳澤美由紀 / これからFPを目指す方へ / FP養成講座 - 株式会社FPフローリスト

FP養成講座講師
CFP®︎認定者

柳澤 美由紀

FPは、本当に人の役に立てる仕事です。社会貢献というとちょっと違う感じもするのですが、実際にご相談に来られた方に対して、状況を整理させて頂いた上で「こんな風に考えればいいのではないでしょうか?」とお話すると、パッと表情が明るくなったり、その方の経済環境が良くなったりしていくのを目の当たりにできる仕事なんですよ。また、お客様から質問されたことを調べて、一つずつクリアしていけば自分の蓄積なります。自分の家計にも生かせるし、執筆やセミナーでお伝えする糧にもなるし、本当に面白いです。経験を積めば積むほど、いろんな仕事ができる可能性があります。

FP業務を通していろんな方と縁を頂くことによって、その方々の人生のステップアップを手伝えることが生きがいになっています。FPの醍醐味を一番感じられます。相談がたくさん入ってもそんなにストレスにはならないです。たぶん好きだからだと思いますね。逆に、一人でこもって原稿書いたりする方がどちらかというとストレスを感じていました。私の生きがいは、人とお会いすることだと思います。

基本的には個人相談です。サイトを見て、ご相談に来られた方々に対して家計の見直しのご相談をしたり、ライフプランのシミュレーションをしたり、資産運用のご提案をしたりするのがメインの仕事です。

私は1996年に資格を取り1997年から仕事に就いています。当時に比べるとFPの知名度的には上がっています。ただ、ビジネスとして見たときに、FPとして食べている人はまだまだ少数です。FPに相談すれば自分の家計が改善していくと分かってくれる人がどんどん増えていき、最終的には、「一家に一人の専属FP」のような暮らしになっていくといいなと思っています。

FP養成講座講師 柳澤美由紀 / これからFPを目指す方へ / FP養成講座 - 株式会社FPフローリスト

大きく分類すると、金融機関でFPの資格を活かして働く、FP会社で働く、フリーランスのFPとして働くの3つがあります。これを読んでいるということは、の道を目指している人が多いのではないかと思うので、についてお話ししますね。

のFP会社で働く場合、相談を主業務とする会社とライフプラン研修などの講師派遣を主業務とする会社があります。前者の場合、保険代理店業や金融商品仲介業、投資顧問業などの所謂「実行支援業務」も行っているところが多いです。相談者と深く関わりながら、お金の問題を解決します。
後者の場合は企業や労働組合が主催するセミナーを企画したり、講師として登壇する仕事となるため、テキストを作成したり、大勢の人の前でわかりやすく話すスキルを求められます。

のフリーランスFPとして働く場合、大きく「相談」「講師」「執筆」の3つの業務を組み合わせて活動している方が多いです。コミュニティーを作って、会費をいただきながらFP知識を啓蒙している人もいます。ビジネスの仕方は千差万別と言えますね。

高学歴であったり、金融機関や税理士事務所などに勤めていたりというような職歴は、確かに有利です。プロフィールにも書きやすいし、信頼されやすいですね。けれども、実際の仕事では、経歴は素晴らしくてもきちんと話を聞いてくれない、アドバイスも十分ではないことがあると、かえってがっかりされてしまいます。ですので、どちらかというと、FPは、「どれだけ、お金に対してまじめに、人生の中で向き合ってきたか」ということが大切な資質になると思います。例えば、家計管理が苦手だったけど、色んな本を見ながら試行錯誤してできるようになっていったとか、相続で揉めた経験があって、そのときに一生懸命分からないなりに頑張った経験がある、ということが活きてくるんですよ。ですから、資産運用のアドバイスをするときでも、資産をしっかり自分の頭で考えてつくれた人、つまり、親のお金で大金持ちになれた人ではなく、一から自分たちで財産を築いてきた人の方が、説得力があるじゃないですか。「私はこうしてきたし、何故かと言うとこういう理由があるからなんです」と言えると説得力があるし、実際に経験したからこそ分かる注意点もお伝えすることができます。そういうものが多い人ほど、特に相談は強いです。逆に、そういうのをあんまり考えないで来られた方っていうのは相談で説得的なアドバイスでお客様から信頼を得ることが弱いように見受けられます。ですから、自分でいろいろ工夫して調べたり、家庭で実践してきたりしてきた経験のほうが、履歴書的な経歴よりも絶対強いですね。

今できることは何かを考えて仕事を広げていきました。私の場合、FPになってすぐ子供が生まれたので、子供が小さい時には、家でできる仕事を中心にしてきました。子供が成長して手がかからなくなってきたときからは自分がやりたい仕事をするという風に切り替えていきました。

仕事と育児を両立したい場合には、全てを百パーセントできることはまずないですね。だから、自分でどれを伸ばしていきたいかというのを自分で決めるしかないんですよ。それが、一番FPとして成功する早道だと思います。相談で頑張っていきたいなら相談のスキルを上げるために全力投球する、特化していく。

執筆に関しては、得意分野や専門分野を持っているか、私のようにライター経験がある人の方が仕事が来やすいんですよ。「何でもいいから書けます」という人は信用されないんですね。商業用の文章が書けるのか、ただ単に作文か上手なのか、それとも論文がうまいのかというので圧倒的に違うんですね。論文が書けるからと言って、商業用の文章が書けるわけではないんです。結局、そういうライター経験がないというような人だったら、マルチ的な活動をしても仕事が来ないんですよ。それなら例えば、自分が興味があるものを掘り進めて、それの原稿を地道に書いていった方が、仕事が来やすいはずです。

うちの一期生のスタッフにその話をしたら、「私は携帯の見直しの話をよく相談されるから、それを極めたい」と言って実行したママFPがいました。そしたらそれをやることによって、いくつも雑誌に取材をされたりセミナーの依頼が来たり、執筆の依頼が来たりというように広がっています。一個、そういう得意分野みたいなものがあれば、仕事がどんどんきやすいので、専門を見つける(創る)というのが大事です。特に、幼いお子さんがいる方やずっと子育て続く方の場合だったら、そこが大事ですね。何でもやろうというのを目指していると、何にもできない人になります。

「なぜFPを目指したのか」というところを、大事にしていかれたら良いのではないかと思いますね。実際にFPとして活動を始めると、周りに影響を受けやすいんですよ。あの人があんなことをしていたから、私もこうならないとダメなんじゃないか、とか。そうではなく、「なぜあなたはFPになろうと思ったのか」という、初心の部分がビジネスの種になっていきます。
私は、マネー記事を書ける人が少ないからというところからFPの資格を取ってFPになりました。その後、FP会社に転職してマネーコラムを担当する傍ら、セミナー講師や相談業務を手がけるチャンスをいただいたのですが、執筆中心の働き方をしたことで、独立系FPの階段を一気に駆け上がることができました。コツコツ調べて、ひたすら書いてきたことが、営業活動をしなくても仕事をいただける好循環を生みだしたのです。「面白いから」とか「みんながやっているから」という理由でセミナー講師の仕事に軸足を移していたら、講師業も執筆も、子育ても失敗していたんじゃないかと思います。
FPになろうと思ったきっかけが自分の家計を何とかしたいというのであれば、まず自分の家計を極めたほうがいい。そこを飛ばしてFPを目指しても、全部中途半端になってしまいます。なぜFP資格をとったのか。なぜFPになろうと思ったのか。一度振り返ってみることをオススメします。

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