第33号 コネクションゼロから企画を持ち込むときの注意点(柳澤)
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ あこがれのFP活動☆成功の秘訣 第33号 2013/12/18 発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
おはようございます!
今年も残すところ2週間となりました。
皆さんにとって、どんな1年だったでしょうか?
年末押し迫り忙しい最中ではありますが
ちょっと歩を緩めて、今年1年振り返ってみませんか?
前回に引き続き、出版を目指すFPの方々に有益な情報
をお届けします。
それでは、どうぞ!
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コネクションゼロから企画を持ち込むときの注意点
(柳澤)
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前回のメルマガで、「4刷(4万2000部)の意味がわ
からない」との質問をいただきました。本題に入る前に
その説明から行いますね。
1刷とは「初版(初めて印刷所で刷った本ですよ)」と
いう意味です。増刷をするたびに「2刷」「3刷」…と
なっていきます。
「1刷1万部で計算しても、4刷4万2000部だと計算が
合わないんですけど…」
というご質問でしたが、初版はもちろん、増刷するとき
にどれだけ刷るかは出版社が決めることで、そのたびに
部数は変更します。
最近は2000部、3000部と少しずつ刷るのが一般的なよう
ですが、平積みで大々的に宣伝してくれる本になると、
1万、2万…の単位で増刷がかかります。
まあ、売れ行き次第というわけです。
拙著「運用以前のお金の常識」は初版で1万部以上刷っ
ていただき、増刷の部数も多かったので、4刷で
4万2,000部まで伸びました。しかし、その他の本の中
には、初版4000部で打ち切りになったものもあります。
結構気に入っていた本だったんですけどね~(涙)。
さて、本日の本題。
出版者へのコネクションがない場合の企画持ち込みを
どうしたらよいかのお話です。
方法としては大きく2通りあります。
1つは、出版スクールなどに通って、編集者が集まる
出版パーティーを紹介してもらう方法です。
片付けで有名な「こんまりさん(近藤麻理恵さん)」
は出版パーティーに企画書を持参して売り込みされて
いたそうです。知り合いの大手出版会社の編集者が、
「すごい勢いでアピールされていましたよ。さすが
リクルート出身ですね(私が以前務めていた会社に
こんまりさんが在籍していたということで、こんな
話になりました)。うちでは出版を見送ってしまっ
たのですが、今思うともったいなかったですね。」
と、残念がっていました。
出版パーティーは普通の人はなかなか入れないので、
そのコネクションをつくるために出版スクールなどに
通う必要があるそうです。そこでは企画書の立て方や
本の書き方を教えてくれるそうですが、30万円とか50
万円とかかかる様子。このあたりのことはよくわから
ないので、興味のある人はご自身で調べてくださいね。
もう1つは、ブログを毎日更新して、いろんな人と
ネット上でつながることで、編集者の目に留まるのを
待つ、という方法です。
時間のかかる方法ですがお金はほとんどかかりません。
私の友人で3冊の本を出している学校の先生がいるの
ですが、彼はブログの連続更新を2,000日以上続け、
それをきっかけに本を出すことができました。
私が来年1月下旬に発売する単行本は、ブログで息子
の受験について書いたことがきっかけですし、現在企
画中の単行本はブログを気に入ってくださった編集者
の方の熱い指導のもと、より良い本にしたいと企画を
練り練りしています。
ブログは息抜きだから、意図的に使うことなんてやり
たくないなぁ~と思う方もたくさんいらっしゃるかと
思いますが、そもそも本って、その人の生きざまその
もののようなもの。本を書くつもりでブログを更新す
ると、面白いブログになると思うし、それをたくさん
の人に読んでもらえるように工夫することが、自然と
出版スキルを高めることになるのではないでしょうか。
出版社に企画書を持ち込む人はあとを絶たないため、
どんなに優れた企画書でも、ただ送るだけでは読んで
もらえない可能性が高いです。
押してもダメなら引いてみる。
引きの方法として、
ブログの活用は効果的だと思いますよ。
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☆お知らせ
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今年は8種類のセミナーを開催しました。
どれも知識を詰め込むだけではなく、その知識をどう
実践に生かすか、に焦点をあてた内容にしてきました。
来年も”実践”に役立つセミナーをどんどん開催
していきたいと考えています。
こんな内容のセミナーがあったら参加したいな
という要望があれば、ぜひお知らせください。
お待ちしています。
mail@fp-florist.com
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☆編集後記
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編集担当、望月貴美香です。
どんなに忙しくても、朝ドラ「ごちそうさん」は必ず
見るようにしています。
そんな「ごちそうさん」の一コマ。
”誰かに頼られると張り合いがでるもんだよ”
相談を受けるようになって、まさにその言葉を実感
しています。
こんな私でも頼ってくださる方がいると
「なんとかしてさしあげなくちゃ!」
沸々と内から込み上げてくるものがあります。
多くの人に頼っていただけるFP目指して、これからも
頑張ろうと気持ちを新たにしました。
今年のメルマガはあと1回の配信となりますので
よろしくお願いいたします。
それでは、また来週。
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