第247号 ＦＰにとって大事なこと 第1回（望月）
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あこがれのＦＰ活動☆成功の秘訣
第２４７号
２０２２／２／２発行
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おはようございます。
あっという間に1月が終わり、確定申告の時期が近づい
てきました。自分のことになるとつい後回しにしがちで
すが、早めに確定申告を終わらせてスッキリさせたいと
思っています。
それでは、今回は望月ＦＰからのメッセージです。
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～FPにとって大切なこと 第1回～ 望月
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こんにちは、ＦＰフローリストの望月(もちづき)です。
FPを目指している方や資格取得に邁進されている方へ、
私の経験を踏まえながら、FPにとって大切だと思ってい
ることを3回にわたり、お話しさせていただこうと思い
ます。
私は大学卒業後に証券会社に入社し、営業に従事する中、
数字至上主義の世界で顧客本位を実践する難しさに葛藤
する日々を過ごしていました。また、運用の相談には乗
れても、付随する税制・社会保険のこと、住宅ローンや
保険について聞かれても適切なアドバイスができず、不
甲斐なく情けないなと思っていました。そんなときファ
イナンシャルプランナーという資格を知り、やりたいこ
とはこれだと直感。それからFPになって700件を超える
ご相談を受けてきました。
第1回は、私の課題でもある「洞察力」についてお伝え
したいと思います。
～FPにとって大切なこと①【洞察力の強化】～
まずは、お客様のことを観察する。
FP相談では、双方向のコミュニケーションが不可欠で、
言葉だけに頼らず、お客様の表情、話し方、間の取り方
などよく観察しながら真意を汲み取ることが大事です。
教えてあげようという気持ちが強すぎると、一方的にな
りがちで、「思い込み」で話を進めてしまいます。
ご主人様を亡くした50代の女性から「将来が不安なので
ぜひ運用をしたい」というご相談を受けたときのことで
す。ライフプランを作成し、数字の根拠を示しながら運
用提案を行ったのですが、なんとなく顔が晴れません。
なかなか実行に移す様子もなく時間ばかりが経過してい
きました。その後面談を重ねるなかで気づいたのですが、
ひとつのことを理解するのに時間を要するタイプの方で、
運用への理解が進まないまま商品提案にいたったことで、
気持ちがついていってなかったのです。もっと早い段階
で気づいていたら、お客様のストレスも軽減できたのに、
と大変反省しています。
また、中には、漠然とした不安を抱えてご相談に来られ
る方もいらっしゃいます。
あらゆる角度から質問を投げかけ、お客様の反応をよく
観察すると不安の本質が見えてきます。
お客様の表情や言葉を発する裏に隠れている気持ちや不
安を読み取り、その気持ちに応えること、それがFPの役
目だと思っています。
「不安なときは望月さんへ相談しよう」と信頼していた
だける関係を築くことを目指し日々奮闘しています。
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☆編集後記
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編集担当の毛呂です。
相談時に自分の伝えたいことばかり話しているかもと思
うことは私にも心当たりがあります。今回の望月FPのメ
ッセージから、お客様の真意を汲み取るための洞察力を
磨くことが、FPには大切だと改めて気付かされました。
相談者の気持ちを察することを意識して、お客様の真意
に答えられるFPを目指そうと思います。
それでは次回もお楽しみに！
